相変わらずタイムリーなエントリアップができず苦悩しております。
さて、昨年来続けておりました、SAPアプリケーションをVirtual Machine上で稼働させた環境のDRソリューションに関する検証結果を、昨日発表しました。
プレスリリースはSAP Japanから配信されており、検証に参画したそれ以外の5社(ザカティコンサルティング、インテル、シスコ、ヴィエムウェア、ネットアップ)のエンドースメントが入っています。
今回の検証は、ネットアップにとっては非常に有益なことが多かったというのが感想です。
なお、この発表ともない、ごく少数の記者の方に集まっていただいたラウンドテーブルも同日に実施しまして、ワタクシからもストレージが担った役割について説明させていただきました。
そのラウンドテーブルの結果として、いくつか記事として取り上げていただけました。
Enterprise Watch
SAPなど6社、仮想化を用いたディザスタリカバリを実証
ITpro
「仮想化で半額」、SAPジャパンが災害復旧技術を検証
発表内容などについてはプレスリリースや記事を参照いただければと。かなり大がかりにやった(実際に東京-大阪間でデータレプリケーションやったり、切り替えやったり、シスコのWAAS使ったり、FCoE使ったり)とはいえ、単なる検証ネタで記事にしていただけたのは喜ばしいことです。
そういう露出が取れなかったとしても、弊社にとってはこの一連のプロジェクトに参画させてもらったのは、非常に有益だったと思うのには、いくつか理由があります。
まず、NetAppのストレージは、FC-SAN環境であってもちゃんとSAPアプリケーションの稼働環境としての要件を満たせるということを示せたこと。NetAppを知っている方であれば、NASストレージというイメージをお持ちの方が多いと思います。SAPの稼働環境であってもDBがOracleであれば、NFS接続でもパフォーマンスに問題ない環境構築は可能ですが、たとえばクラスタウェア側の制限などでFC-SAN接続でなきゃいけないといった要件であっても何ら問題はないのです。
次に、その道では先端を突っ走っているベンダー各社の最新技術、特に仮想化技術との組み合わせに関して、NetAppのストレージは親和性が高いことが確認できたこと。例えば、Site Recovery Managerとのシームレスな連携によるDRサイトでのSAPインフラ環境の復旧プロセス自動化が可能ということも確認できましたし。また、その結果を、仮想化を前提としたSAP稼働環境構築の基本的なガイドラインを、ホワイトペーパーという形で提供できたことです。
最後に、これが結構重要ですが、ザカティをはじめとしてベンダー各社がNetAppのストレージについて知識と経験値を蓄えてくれたことです。NetAppストレージと組み合わせると、何ができてそれによってどういうメリットがあるのか、また、何ができなくて、その場合はどう対処すればよいのかということを、検証を通じて理解してもらえたことで、SAP稼働環境においてNetAppのストレージは未知のものではなくなったということです。そのおかげで、とある件でSAP稼働環境の次期インフラとして、NetAppのストレージを薦めてみようかと思うというお話もいただいたりしているのです。
そんなわけで、一応一区切りがついた感じのこのプロジェクト。
この後も関連の活動計画はありますし、なにより検証だけやって終わりでは趣味の世界で終わってしまうので、ちゃんとビジネスになるようにしていく必要はあるのですが、その役割は近くうちの部の石渡くんに引き継ぐことになるでしょう。
なにはともあれ、無事に終わってよかったです。

コメント