先週金曜日、都内某所のホテル(隠すようなことでもないんですが)で、社長のTyが登壇しての2010会計年度の記者向け事業方針説明会を開催しました。
NetAppに来て以来、これまでに実施したこの手の記者説明会としては、過去もっとも多くの方に出席いただきまして、弊社としては感謝しております。
唯一、日経BP社の各媒体に属する記者の方々にだけご参加いただけなかったのがとても残念ではありますが、でもその一方で、最近異動になった星野さんに来ていただけたのがとてもうれしかったです!
既に記事になっているものです。
また、会見はこんな感じで、多くの方にご参加いただきました。ま、大手ベンダーに比べると少ないですけど。
今期のゴール達成に向けた3つの戦略について語るTy。
いくつかのオンラインメディアですでに掲載されているように、NetAppワールドワイドとしての方向性の中に特徴的なことがあり、さらに日本法人として過去にはやってこなかった領域へのチャレンジなどを説明しています。
まず、NetApp全社としてですが、クラウドコンピューティングに対する自社の立ち位置について今回ある程度方向性を示しました。少なくとも現状では、NetAppはクラウドサービス事業者になったり、クラウドコンピューティングを利用したサービスの再販事業を行うという気はなく、あくまでもインフラ提供ベンダーとして取り組むことになります。
この点については、CIO Onlineの記事がよくまとまっていますのでご覧いただきたく。
会見では、リーバイ・ストラウスを例にして説明していました。現在のクラウドコンピューティングを取り巻く状況は、アメリカのかつてのゴールドラッシュに例えることができ、ひと山当てようと金脈探しに多くの人が殺到したのに対し、その採掘者たちに作業着としてのジーンズを売ってビジネスを成功させたリーバイ・ストラウスが当社のあるべき姿ということです。
つまり、直接クラウド・サービスという“金脈”を探しあててひと山あてに行くのではなく、クラウド・サービス提供企業(金を掘る人)に、そのサービスインフラとして最適なストレージ/データ管理ソリューション(作業着)を提供することでビジネスを伸ばすということです。そして、弊社の作業着(ストレージ)のユニークなところは、金採掘の現場にだけ適したものではなく、あらゆる環境に置いて最適なマルチパーパスの作業着であるということです。
ちなみに、弊社のクラウドに対する全体的な戦略と詳細については、会計年度の第2四半期あたりにきちんと説明の場を設ける予定です。
もうひとつ、日本法人としてのこれまでにない特徴的な取り組みですが、今年からSAN市場でシェアを奪うというのがあります。FC-SAN/IP-SAN市場でのプレゼンスを高め、売上シェアの増加を目指しつつ、今後市場の再編を引き起こすに違いないFCoEの領域においても存在感を示していくつもりです。
特に、FC-SANについては、そのエリアでビジネスを伸ばすための注力製品も決まっており、V-Seriesはひとつのキープロダクトになります。また、日本ではまだ正式に発表していないSANscreenという製品を近く日本でも投入する予定で、現在そのためのレディネスを整えているところです。
NetAppのストレージというと、「NAS」というイメージが良くも悪くもついていますが、これが弊社のビジネスのみならず、パートナー様、ひいてはユーザー様にとってより良いメリットを享受できる機会を奪っていると考えているわけです。
弊社のSnapshotやFlexCloneといった、他社と実装を異にする優れた技術は、NASとして使用する場合にしか得られないということではなく、FC-SANとして使う上でもそのメリットを得ることができるわけです。また、SPC-1という業界標準のFC接続におけるベンチマークでOLTP系のIOパフォーマンスを測定しても、弊社製品はストレージ側にファイルシステムを実装しているにもかかわらず、他社のFC-SANとしてしか使えない専用機と同等以上のパフォーマンスを実現しています。特に本番データに利用しているボリュームに対して、アクセスしている最中のSnapshotの実行においては、パフォーマンスへの影響およびワークロードの増大といった点で、その差は歴然となります。
SAN市場からシェアを獲るために弊社とともにソリューション展開を実施いただける販売パートナー様に対しては、マーケティングとしても共同マーケティング施策の企画・実行や、イベント/セミナー開催に関する様々な支援を検討しているところです。
今日はちょっと長くなりましたが、またおいおい今期の様々な取り組みについてご紹介したいと思っています。

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